多様な薬のケース

性器に痒みや痛みといった症状がある場合や、違和感を覚えたというときに、何かしらの病気ではないかと不安になってしまう人は多いものです。性器に異変がある場合や性行為後から症状があるという場合は、性感染症にかかってしまった可能性が高いと言えます。日本で40万人以上も感染者がいるクラミジアは、性感染症のなかでもポピュラーな病気です。基礎知識や症状、放置した場合の危険性などを知っておくことが大切だと言えるでしょう。

クラミジアについて

クラミジア・トラコマティスという名前の病原菌が性器や咽、直腸などに付着すると症状が起こります。略称で呼ばれることが多く、クラミジアという名前のほうがよく聞くという人は多いと思いますが、正式な病名は性器クラミジア感染症です。日本では最も一般的な性感染症だとされていますが、その病気の実態をきちんと知っている人は決して多くはありません。何故ならほとんどの人が症状を感じにくい性感染症であるため、気づかないまま生活をしている人も少なくないのです。

最近は特に若い人での感染が多くなってきていると言えます。性経験のある高校生のうち、女性の13%、男性の7%が感染しているという報告がされているのです。これは初体験の低年齢化が進んでいるため、十分な知識を持たないまま病気が感染するような行為を行ってしまう若者が多いからだと言えるでしょう。たとえば性に関する正しい知識を持っていない若者が、年上の相手に言われるがまま性行為に応じた結果、感染症の移るようなことをしてしまったという可能性もあるのです。正しい知識を持つ機会が設けられなければ、これから先も若者の間で流行っていく可能性が高いと言えるでしょう。

近頃はオーラルセックスによる男性への感染も増えてきています。男性は性風俗を利用して、性風俗に従事している女性にオーラルセックスを行ってもらうことが多いです。性風俗を利用する場合はオーラルセックスであってもコンドームを使用することが多いですが、これは絶対とは言えません。店側で着用を義務付けていても女の子からオッケーがあれば、コンドームなしで行ってもらえる可能性もあるのです。ですが、性風俗に従事している方は性病を患っている人も少なくありませんので、男性の不用心さが感染を招くことも増えていると言えるでしょう。

発症すると、排尿痛や発熱、尿道の痒みなどが起こります。ほかの性感染症と同様に、性別や発症した部位によって詳しい症状は異なりますし、度合いの大小はありますが、性器や身体に異変が起きてしまうのです。医療機関で検査を行ってもらったり治療薬を処方してもらったりすることができるので、クラミジアかもしれないと感じたときには、すぐに医療機関を受診するようにしてください。

クラミジアを放置するとどうなる?

もしも性感染症になってしまったかもしれないという自覚症状があるのであれば、放置しておくことで尿道炎などのひどい症状を引き起こしてしまうかもしれません。クラミジアの具体的な内容は性別や感染部位によって異なります。たとえば、咽頭への感染であれば痛みや痒み、腫れや発熱などの風邪と思えるような異変が起こるでしょう。

男性と女性でも内容は異なっています。男性の場合は尿道に症状があらわれることが多いため、尿道に痒みや痛み、腫れを感じたり、不快感を覚えてしまったりすることがあるでしょう。それ以外にも尿道から透明でさらっとした膿が出ることがあります。けれども、これらは比較的軽いので、異変に気づくことができない場合も多いと言えるのです。

性感染症のなかでは淋菌による淋病も、同じようなことが男性に起こります。尿道の炎症や不快感、膿が出ることは同じなのですが、淋病のほうがもっとひどい痛みなどを感じるでしょう。膿に関しても透明なものではなく、黄色がかったものであったり、非常に特徴的だと言えます。けれども、淋病よりも症状が軽いからという理由で、医療機関の受診や検査をしなくて良いわけではありません。些細なことでも異変を感じた場合は、病院で治療薬を処方してもらわなければならないでしょう。

クラミジアを放置しておくと、重症化してしまいます。男性の場合は尿道から前立腺や精巣まで菌が入り込んでしまうことによって、前立腺炎や精巣上体炎という病気になってしまうことがあるのです。病気を放置して多くことで、かなり重い病状が出てしまう可能性があるので、放置しないということが大切です。

他の性病と比較しても、自分で感染したことに気がつきにくい性感染症のひとつだと言えます。男性の場合は尿道からの膿や痒みなどから自覚できる可能性がありますし、発熱や腫れなどから咽への感染に気づくこともあるはずです。放置してしまうと、尿道炎や前立腺炎のような苦しい症状や、悪化することによって無精子症など大きな病気を引き起こしてしまう可能性があります。放置することの危険性をしっかりと把握し、排尿痛などちょっとした違和感も見逃さないようにしましょう。

記事一覧
クラミジアを治すのに有効な治療薬って何? 2019年10月31日

クラミジアの治療を行うためには、薬を服用する必要があります。クラミジア・トラコマティスという病原菌が原因なので、治すためには抗菌薬が用いられるのです。しかしなが...

女性がクラミジアに感染するとどんな症状が出る? 2019年11月04日

女性がクラミジアに感染した場合は、男性とはまた違った症状があらわれます。これは男性と女性で性器が違うので、当たり前のことだと言えるでしょう。性別によって痛みなど...

クラミジアに感染しているとエイズにかかりやすい 2019年11月10日

クラミジアの他にもたくさんの性感染症があります。そのなかでもHIVウイルスの感染から発症する可能性のあるエイズは、多くの人が怖い病気であると思っており、感染した...

クラミジアの感染経路をご紹介! 2019年11月06日

性病は病気の種類によって感染経路が異なります。そのため、ある病気では性行為だけが原因であっても、他の病気では傷口のある皮膚との接触や、タオルなどの共用で感染する...